ペットロスの苦しさ、悲しさは人それぞれです。
おもいのほか、アッサリと立ちなおる人もいれば、長期に渡って、悲しみが継続する人もいます。
これは人それぞれなので、その人にあったペースで向き合っていくしかないのですが、辛くてたまらないという人に、お伝えしたいことがあります。
それは、本当にキツかったら、誰かを頼ってくださいということです。
悲しみや苦しみというのは、自分一人で抱え込んでいると強くなるものですし、その逆に、他人に話すだけであっさり解消されたりするものです。
私の場合、妻という語り合える存在が身近にいました。
チビが亡くなってあと10日ぐらいは毎晩、お酒を呑んで酔っ払いながら、二人で泣きまくっていましたが、これが良い癒しのプロセスになりました。
また、友人や知人が一緒に悲しんでくれたことも、悲しみの解消につながりました。彼らからのメールを今もたまに読み返すことがあるのですが、そのたびに優しさに胸がいっぱいになります。
ペットロスの悩みを相談できるところ
ペットロスに関する認知度が高まるに連れて、ペットロスに悩む人をサポートする団体やカウンセラーが増えてきました。
あなたに悲しさや苦しさを話せる人が身近にいなければ、こういったところに相談してみてください。
ペット霊園ソウルメイト
http://sourumeito.sakura.ne.jp/
このブログでたびたび取り上げさせて頂いている【ペット霊園ソウルメイト】
ご住職の横田さんは、犬や猫との悲しい別れを何度も経験するなかで、動物を供養するために僧侶になられた方です。
日本ペットカウンセラー協会認定カウンセラーでもあり、ペットロスに悩む方のカウンセリングも行っています。
私はチビのお葬式をして頂きましたが、そこでお話させて頂いたこと自体が、悲しみを癒やすカウンセリングとなりました。
親身に寄り添ってくれるので、ペットロスに苦しんでいる時の相談先としてオススメです。
アシストヒューマンリレーションズ
https://assist-relation.amebaownd.com/
千葉県内の動物病院において、ペットロスカウンセリングを行っているカウンセラー宮下さんが提供しているオンラインのカウンセリングサービス。
獣医師として働いているなかで、ペットを亡くした飼い主さんの気持ちをサポートしたいという想いから、カウンセラーに転身された方です。
私自身はお話したことはありませんが、宮下さんご自身もペットを見送った辛い経験があります。
コラムを読んでも共感する内容ばかりなので、きっとあなたの苦しみを理解してサポートしてくれるはずです。
日本ペットロス協会
http://www5d.biglobe.ne.jp/~petloss/
ペットロスカウンセラーの育成を行っている団体ですが、ペットを亡くした人に向けたコラムがたくさんあります。
私がチビを看取ったあと、はじめて目にしたペットロスに関するコラムがこれでしたが、大きな救いとなりました。
カウンセリングサービスも行っているので、相談してみてもいいと思います。
妙案
『ペットがあなたを選んだ理由』の著者、塩田妙玄さんのカウンセリングサービス。
この本(続編もあります)も、私にとって大きな救いとなり、これまで何度も読み返しています。
ドッグライターとして活躍されていた方ですが、愛犬、しゃもんちゃんの死をきっかけに、カウンセウラーに転身して、そこからさらに出家して僧侶となられた方なので、ペット霊園ソウルメイトの横田さんと似ています。
動物と深い絆を築くような愛情深い人は、慈悲深い世界に行き着くのでしょうか。
ちなみに、これは余談ですが、私は親戚がお寺なので、子供の頃から仏教の世界は身近で、お坊さんの日常についても少しは知っています。
こういっては何なのですが、今のお坊さんはけっこう普通で、とりたてて徳が高いと思うような人はあまりいません。
もちろん、素晴らしい方もいるのだと思いますが、横田さんや妙案さんのようなお坊さんはめったにいないのではというのが、素直に感じることです。
ペットロスの相談をするには、文句のない方達だと思います。
妙案さんは手術を伴う大怪我をされて、2020年7月現在、カウンセリングサービスを停止されています。
一刻も早く、回復されることをお祈りします。
相談は自分が納得いく方に
ここまで、ペットロスの相談に特化したカウンセリングサービスをお伝えしてきましたが、ネットで検索すれば、ほかにも色々なサービスがでてきます。
あなたが、この人ならと心から思えるなら、どなたでも助けになるはずなので、ぜひ連絡をとってみてください。
また、悲しみだけでなく、不安感、不眠、イライラ、倦怠感といった症状が長期的に続く時には、うつ病になっている可能性もあるので、心療内科を受診することも検討してください。
この病院のように、ペットロスに対する理解がある心療内科も増えてきています。
家族以上に深い愛情を注いでいたペットを失うことによって引き起こされるペットロスは、場合によってはうつ病などになってしまうこともあります。そこで、ペットロスの代表的な症状や克服方法、周囲の人の対応方法などを詳しく解説します。
いずれにしても、辛い時には自分一人で抱え込まないことです。
他人に頼るなんて・・・と思う人もいるかもしれませんが、愛するパートナーを失った時ぐらい、思いっきり人に頼りましょう。
ペットロスになるぐらい、パートナーを大切にしてきた愛情深いあなたには、その権利はあります。
あと、ペットにとって飼い主の笑顔は何よりの宝物ということを忘れないでください。あなたが悲しむ姿をみて一番辛いのは、その子達であり、あなたが元気になって楽しく生きていくことを何よりも望んでいるはずです。
あの子達のためにも、乗り越えましょう!