チビが天国に旅立ってから、そろそろ1ヶ月。だいぶ気持ちが落ちついてきたと思ったのですが、今日、久々に号泣しました。
そのキッカケがYoutube。
仕事関連で経済ニュースに関連する動画を観ていたのですが、ふと見ると、オススメ動画に柴犬の動画が。
しかも、タイトルをみると、その子たちとのお別れの場面を撮影したもののようで・・・
いくつか観てしまったのですが、もう涙が止まりません。
ワンちゃん達の表情がチビと一緒ですし、悲しむ飼い主さんの表情が、まるで自分のようです。
『よくがんばったね』
『ありがとうね』
『大好きだよ』
飼い主さんたちがワンちゃん達に話かける言葉は、まさに私がチビに言ったこと。
当時の記憶がプレイバックするとともに、飼い主さんの心境が痛いほどわかって、泣きまくってしまいました。
もはや、自分のことで泣いているのか、他人のことで泣いているのか分からないぐらいです・・・
みんな悲しいという気づき
どれぐらい泣いていたでしょうか。
気持ちが落ちついてきた時、ふと、ある言葉が頭をよぎりました。
みんないっしょ
悲しんでいるのは自分一人ではない、多くの人が自分と同じようにペットを失って悲しんでいるだということに気付きました。
もちろん、こんなこと当たり前の話ですが、私は本当の意味では理解していませんでした。
チビがいなくなった時、自分が世界で一番不幸な人間ぐらいに思っていました。
・・・というより、自分以外の人のことなど、頭のなかから抜け落ちていました。
ひたすら、自分の世界に閉じこもって、悲しんでいる。
そんな感じです。
それが、今回、Youtubeを観ることで、この悲しみは自分だけが味わっているものではないということを、心の底から実感しました。
人の悲しみに共感できると、自分の悲しみが減る
この事実に気付いた時、チビを失った悲しみが和らぎました。
自分と同じ人がほかにもいると理解することで、気持ちが楽になったのかもしれません。
ペットとの別れは自然の定めなんだと、良い意味で諦めることができたのかもしれません。
いずれにしても、視野が広がったことが、自分の気持ちに良い作用をもたらしたようです。
振り返ってみると、悲しい時、辛い時ほど、自分のことで頭がいっぱいでした。
そんな時、自分以外の人のことに思いを馳せることができれば、気持ちのありようが違ってくる気がします。
情けは人のためならずという言葉がありますが、他人を思いやることは、結局、自分のためになるということですね。
追記
この記事を書いてから、今日は5日後。
さらに1週間近く経過しましたが、まだ、ペットロスの悲しみが続いています。
大泣きするようなことはなくなったのですが、ふとしたときに『チビがいないんだ』という意識がでて、その時には心にひんやりとした空気が流れ込んだような感覚になります。
体の中心にぽっかり穴が空いたような感覚もします。空虚感というのでしょうか・・・
なんか嫌な感覚です。
でも、そこから目を背けることはせず、しっかりとその感覚を味わったあと、チビに対して感謝の気持ちを伝えるようにしています。
また、『天国でめいいっぱい楽しめるように』とお祈りするようにもしています。
そうすると、自分の心が明るくなり、今日も1日頑張ろうという気になります。
自分が残りの人生を楽しむことが、チビへの何よりの恩返しになるのですから。
こうやって日常に戻ることを心がけています。